コンピューターウイルス

コンピュータウイルスとは、コンピュータに何らかの不正な動作をさせるプログラムで、最近のウイルスには、画面表示が崩れたり、コンピュータが起動しなくなったりといった目に見える「わかりやすい」症状を見せるものはほとんどありません。
そのため、パソコン利用者が感染に気付きにくくなっています。それでも次のような動作が見られた場合は、ウイルスに感染している可能性があります。
- 動作が遅くなる
- タスクマネージャのCPU使用率が勝手に上下し続ける
- マウスをクリックしていないのにクリック音がする、等
ただし、あくまで「可能性がある」だけであり、必ずしも100%ウイルスに感染していると断定できるわけではありません。あくまでウイルス感染に気付くきっかけとして参考にしていただければと思います。
ウィルス対策

ウイルス対策はインターネットからの侵入を阻止する仕組みです。無線通信の防御は外部からの不正侵入や、外部への電波漏洩を防ぐ仕組みを指します。無線LANの電波がオフィスの外に漏れると、盗聴や侵入の隙を与えます。
パソコンには、以下の3つが必要になります。
- ウイルス対策ソフトを導入する
- Windows Update等で常に最新の状態に保つ
- アクセスポイントに合わせて無線LANのセキュリティ設定をする
通常、1室程度のオフィスでは、認証サーバーは置きません。無線LANの侵入対策や盗聴対策には、認証サーバーのいらない前述の「WPA-PSK」や「WPA2- PSKJといった暗号化通信が使われています。
また、マイクロソフトのWindows Updateを小まめに実施すれば、新種のウィルスの侵入ロを塞ぐことができます。インターネットから既知のウィルスを呼び込んでしまっても、感染経路が閉ざされているため、侵入を入り口で阻止できます。
ウィルス対策ソフトはウィルスの定義ファイルを絶えず最新版に更新して、受信メールの添付ファイルやダウンロードファイルの感染を設定に基づいたモードで検査します。
また、ISPが提供する「メールウィルスチェック」「ホームページウィルスチェック」等に申し込んでおくとよいでしょう。
前者のサービスでは、プロバイダのメールサーバーが、メールのウィルス感染の検査、感染メールの廃棄、廃棄の通知をしてくれるので、感染ファイルを読み込むリスクを低減できます。後者のサービスでは、 プロバイダのプロキシサーバーがWebアクセスを一旦受け止め、既知のウイルス を持ったサイトへのアクセスを未然に防いだり、既知のウイルスが入った応答を 破棄します。これにより、社内からのイン夕一ネットアクセスに伴う感染のリスクを 低減できます。
無線LANには、有線LANにはないセキュリティリスクがあります。その1つは客人等を装った部外者が持ち込んだパソコンやWi-Fiフォンで、手軽に接続を試みることができてしまうことです。
そういったプロの侵入監視は“人の目”に頼らざるを得ないですね。

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