3つの認証方式
EAPにおける認証方式の開発が進められていますが、その認証方式は大きく3つに分けられます。
すなわち、パスワード交換方式、PKI方式、携帯電話の認証鍵利用の3つです。
パスワード交換方式とは、ユーザー名とパスワードが一致する場合に認証する方式です。
EAP-MD5、EAP-OTP、EAP-SKEなどの種類があります。
PKI方式のPKIとは、「Public Key Infrastructure」の略で、公開鍵基盤と訳されることもあります。
この方式は、インターネットの本人認証として使われています。
具体的には、「電子証明書」として利用されています。
EAP-TLS、EAP-TTLS、PEAPなどがあります。
携帯電話の認証鍵を利用する方式では、携帯電話で認証に利用されている「SIM」カードを利用するものです。
EAP-SIMがあります。
実際の無線LANの導入においては、以上の認証方式のどの方式を選択するかをあらかじめ決めておく必要があります。
手元の機器が対応している方式であることや、今後の利用を踏まえて選択します。
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