侵入の手段に応じた対策
無線LANのセキュリティ対策には二段階の考え方が必要です。
ネットワークへの侵入による不正な接続をいくつかの方法で防ぐことによって、ネットワークの安全性を高めることができます。
まず、ネットワークへの接続に認証を必要としたり、通信内容を暗号化して、内容の判読を困難にする方法があります。
ネットワークへの侵入方法としては、成りすましや乗っ取り、あるいは認証キーの不正入手、不正なアプリケーションの利用などが考えられます。
MACアドレス認証によって不正な侵入を制限するセキュリティ対策に対しては、MACアドレスの成りすましという侵入方法が使われることが知られています。
また、不正侵入アプリケーションでは、スパイウェアやボットによる被害が広がっています。
不正侵入の手口は日々高度化しており、侵入とセキュリティ対策のいたちごっこの繰り返しとなっています。
したがって、セキュリティ対策は常に見直していく必要があります。
そこで、無線LANとは別のレイヤのセキュリティの組み合わせでセキュリティを高める方法が提案されています。
たとえば、アプリケーションごとに、アクセス権を管理したり暗号化する、などです。
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