秘密鍵暗号方式
無線LANの暗号化はWEPが基本です。
WEPとは、「Wired Equivalent Privacy」の略で、暗号化技術にRC4が使われています。
RC4は、「Rivest’s Cipher& 4」のことで、秘密鍵暗号方式です。
鍵の長さを設定できることが特徴とされています。
WEPは、IEEEによって標準化されました。
事前に登録されている共有キー(5バイト、後に13バイト)と動的なキー(3バイト)の組み合わせによってRC4の演算を行います。
動的なキーのことを「Ⅳ」といい、このキーはパケットごとに変化します。
同時に、「ICV」が、通信内容の書き換えがなされていないかを検出します。
ICVは、「Integrity Checksum Value」の略です。
WEPの暗号化キーは2種類あり、64bitと128bitの暗号キーです。
このWEPは暗号化を行うだけのものですが、認証に応用することも行われています。
すなわち、アクセスポイントで接続認証を行います。具体的には、オープン認証と共有鍵認証の二つがあります。
オープン認証では、名前の通り、WEPキーにかかわらず接続を認証します。
共有鍵認証では、アクセスポイントがWEPキーを求め、端末側は、暗号化したWEPキーを送信します。
そして、アクセスポイントは、登録内容と照合して認証を許可します。
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