設置方法はニーズに合わせて
基地局相互のカバーエリアを、斜め方向や十字方向にダブらせて配置します。そのダブらせ方や収容範囲を示す円の大きさは、装置の出力や遮断物以外の条件によっても変わってきます。
例えば「基地局が壊れたときのネットワークのバックアップをどうするか」という考え方もそのひとつです。
また「通信速度が落ちても収容できればよし」とする考え方と、「速度の維持を優先したい」場合では、描かれる円の大きさは違ってきます。
但し、基地局の台数が増えすぎると、電波接続の環境が悪化しがちになります。

このため、バックアップを考慮したとしても、台数が多くなりすぎないパターンを選択すべきです。その方が平常時の課題を減らせる傾向があります。
完全なバックアップを考えるなら、ネットワークを二重化するパターンや、予備の待機用基地局装置を1台用意して、障害発生時に取り替える手もあります。
これらも併せて置局設計をよく考える必要があります。

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