チャンネル
テレビを見るときには、見たいチャンネルに合わせます。
その点は、無線LANにおいても同じことが言えます。
無線LANにもチャンネルがあります。
無線LANに割り当てられている周波数は二つあります。
2.4GHz帯と5GHz帯の二つです。
このうちの2.4GHz帯が一般によく使われる周波数帯です。
2.4GHz帯には、ch1からch14までの14のチャンネルがあります。
無線LANの通信を確立するには、アクセスポイント装置と端末でそれぞれ同じチャンネルに合わせなければいけません。
なお、ch14は日本独自のチャンネルであり、海外では使われていません。
反対に、ch1からch13までは、海外でも使われています。
したがって、無線LAN端末は、国際的に無線LANに接続できます。
たとえば、無線LAN機能のあるパソコンは、外国の公衆無線LANスポットやホテルなどでも無線LANを利用することができます。
周波数の重複を避ける
チャンネルは、その周波数が少しずつ重なりがあります。

周波数が重なっているチャンネル同士は、電波が干渉して通信ができません。
そのため、干渉を防ぐために、隣接する無線LANアクセスポイント装置間で、周波数帯域が重ならないようにします。
使用するチャンネルは4つ以上空けると干渉を避けられます。
そのため、「ch1、ch6、ch11」「ch2、ch7、ch12」「ch3、ch8、ch13」「ch4、ch10」のような振り分けを行います。
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