PANから携帯電話まで
今日、無線によるワイヤレスのネットワークが形成されています。
家庭内にとどまるものから、工場や学校などの規模、あるいは、日本全国をカバーするものまで広がりを見せています。
その中で、主に個人の利用を想定した規模の小さなネットワークに「PAN」があります。
PANとは、「Personal Area Network」の略です。
このネットワークで無線を用いる場合は、WPANということもあります。
WPANとは、
「Wireless Personal Area Network」の略です。
PANには、コストと消費電力の小ささと、他の通信方式との共存が可能という特徴があります。
また、PANは、IEEE802.15部会が標準化を行っています。
そのような規格に、「ZigBee」があります。
ネットワークの範囲を半径数10メートルの範囲に広げると、そのようなネットワークには、IEEE802.11に準拠の無線LANがあります。
さらに、半径数キロメートルの広域ネットワークには、「MAN」があります。
MANとは、「Metropolitan Area Network」の略で、これを無線で行うものを無線MANといい、IEEE802.16部会が標準化を行っています。
こちらは、
学校や商店街などの規模を想定したものです。
数10キロメートルの範囲を想定するものに、
「RAN」があります。
RANとは、「Regional Area Network」の略です。
携帯電話やPHSはさらに大きな範囲を想定しています。
©2013,無線LANで繋がるネットワーク, All rights reserved.
- LANから無線LAN
- 無線LANの規格
- 無線LANの周波数は二つ
- 無線LANにもチャンネルがある
- 5GHz帯のチャンネル
- 5GHz帯の制約
- 無線LANのモード
- 高速化する無線LAN
- 802.11nの高速化技術
- 無線LANの接続先の指定
- 無線LANの拡張
- 安全な無線LAN
- 認証と暗号化
- 無線LANの設定
- VoIPで通信
- 符号化と復号化
- コーデックを発達させた携帯
- サンプリングのやり方
- 信号のトラフィック
- 音声通信とLANの課題
- 対策としてのQoS
- QoSには3つの技術がある
- 通信路に応じた制御方式
- H.323とSIP
- SIPの接続の仕組み
- ワイヤレスの段階的分類
- IEEEによる無線LANの標準化
- 無線LANの組み合わせ
- FMCの進展
- 携帯電話の進化
- 無線LANの融合