FMC
携帯電話と無線LANの融合を「モバイルワイヤレス」といいます。
モバイルワイヤレスの延長として、「FMC」があります。
FMCとは、「Fixed Mobile Convergence」の略です。
日本語にするなら、「固定通信と移動体通信との融合」といった意味の言葉です。
すなわち、有線の固定通信と移動体通信とを組み合わせて通信サービスを提供するものです。
固定通信と移動体通信の組み合わせによって、付加価値を生み出すことが目的です。
FMCの顕著な例が無線LANです。
具体的には
FMCの活用される場面は、以下のようなものとなります。
データ配信サービス、通信サービス、固定通信とモバイル通信の相互乗り入れ、セキュリティ・暗号化、などです。
たとえば、データ配信サービスとしては、音楽配信、VODという映像配信があります。
VODとは、「Video on Demand」の略です。
通信サービスとしては、テレビ電話、伝言サービス、電子メール、ブログなどがあります。
固定通信とモバイル通信の相互乗り入れとしては、端末や電話番号だけでなく、課金の一本化を図っています。
FMCは、通信の垣根だけでなく、国境をも越えていきます。
すなわち、国ごとに通信環境を整備するのではなく、ブローバルなインフラ整備をすることで、産業の国際競争力を高めることがわかってきました。
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