5GHz帯のチャンネル

無線LANの周波数は、複数のチャンネルに区分されています。
無線LANの通信を確立するには、アクセスポイント装置と端末とを同じチャンネルに合わせる必要があります。
無線LANに割り当てられている周波数は二つあります。
2.4GHz帯と5GHz帯の二つです。
このうちの2.4GHz帯が一般によく使われる周波数帯です。
2.4GHz帯と5GHz帯のそれぞれに複数のチャンネルがあります。
2.4GHz帯のチャンネルは、ch1からch14までの14つあり、チャンネルの番号が連続しています。
それに対して、5GHzのチャンネルは、番号が飛び飛びになっています。
たとえばJ52の場合、ch34の次がch38のようになっています。
なお、J52が4つ、W52が4つ、W53が4つ、そして、W56が11のチャンネルとなっています。
制約について
J52とW52は、相互に接続して通信をするということができません。
W53は、従来気象レーダーや衛星が使用していた帯域であることから、いくつかの制限を受けています。
すなわち、無線LANが衛星の電波と干渉した場合、無線LANは通信をとめなければいけません。
あるいは、干渉しないように電波を弱めることとなっています。
前者の仕組みが、DFS(Dynamic Frequency Selection)です。
動的周波数選択といいます。
通信するチャンネル上のレーダー波の有無を定期的に調べます。
後者の仕組みが、TPC(Transmitter Power Control)です。
送信出力制御といいます。
出力を50パーセント減衰させる仕組みです。
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