信号は分割される
アナログの信号をデジタルの信号に変換する際に、一定時間ごとに分割するやり方を「サンプリング」といいます。
一定の時間、すなわち単位時間当たりの分割数を「サンプリング周波数」といいます。
また、1秒間の分割数をサンプリングレートといいます。
サンプリング周波数の値が大きいほど、精度の高いデジタル信号が得られます。
つまり、サンプリングレートとサンプリングの精度の値が大きいほど、オリジナルのデータの忠実な再現が可能です。
たとえば、音楽用CDのサンプリングレートは、44.1kHzで、音声信号を1秒あたり44,100に分割しています。
サンプリングの方式には、「2倍オーバーサンプリング」という原理があります。
高い特性を出すためには高いサンプリングレートが必要という関係にあります。
G.711の8kHzの特性を2倍にするためには、2倍のサンプリングレートが必要となります。
それを実現するのが、「広帯域コーデック」です。
広帯域コーデックのサンプリングレートは16kHzと高くなっています。
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