通信の切断
VoIPにおいて、音声のデジタル処理に関して重要な技術には、符号化方式や圧縮技術があります。
そのほかの重要な問題としては、トラフィックの問題があります。
トラフィックとは、ネットワーク上を流れている情報量のことです。
ネットワーク上を流れるデータの量が許容量を越えると、通信が不安定になるか、通信が途切れてしまいます。
トラフィックの対策
固定電話の場合、電話機と電話機が交換機を介して1対1で接続されます。
そのため、回線を占有でき、回線上に常時データが流れていても問題は生じません。
しかし、LAN上では事情が異なります。
VoIPでは、通信する端末同士が回線を占有しません。
そこで、VoIPでは、送信側の無音検出、送信側の無音圧縮、再生側の無音時の擬似雑音再生の仕組みが広く利用されています。
無音検出をVAD、無音圧縮をDTX、擬似雑音再生をCNGといいます。
また、VoIPでは、端末同士が直接通信を行います。それを「ピアツーピア通信」といいます。
コーデックによって、符号化と複合化を繰り返すと、それだけ歪みが大きくなっていきます。
そのような事態を避けるために、コーデックを別のコーデックに修正することを削減することと、伝送系が長くなるようにネットワークを設計することが要求されています。
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