アドホックとインフラストラクチャ
無線LANは利用する場面に応じて通信のモードを使い分けられます。
通信のモードには2種類あります。
すなわち、アドホックモードとインフラストラクチャモードの2種類です。
アドホックモードは、アクセスポイントを介することなく、機器同士の直接通信を行うものです。
この場合、無線LANアダプタを搭載した端末同士を1対1で直接接続します。
それに対して、インフラストラクチャモードは、アクセスポイントを介して通信を行うものです。
この二つのモードは、それぞれの利点を生かして、場面ごとで使い分けます。
アドホックモードでは、パソコン同士を接続して、ファイルなどのデータのやり取りを行うことができます。
あるいは、デジタルカメラからプリンタに写真データを送るなどの使い方が可能です。
インフラストラクチャモードでは、アクセスポイントを介して、複数の機器を接続します。
インフラストラクチャモードが通常の無線LANの構成となります。
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